
2010年4月4日、桜満開の「日本橋上」で、クラシックカーのイベント
「ダイナースクラブ プレゼンツ ジャパン・クラシック・オートモービル」が開催されました。
「日本橋」といえば全国へと通ずる五街道の起点として日本を代表する有名な橋。
昔から車やバイク、自転車の雑誌には「日本橋」を起点としたツーリング企画などがたくさんあったと思いませんか?
そんなことで「自由な乗り物」が好きな方にはきっと馴染み深い?であろう日本橋。
今年で架橋99年目を迎えられました。
「人・物・文化全ては交通の発達とともに進化してきました。
交通の基礎である道と車。その文化と歴史を融合した記念イベント」として
日本橋×クラシックカーな優雅なイベントが行われたのです!
「午前8時」最初の会場となる「江戸桜通り日本銀行前」に
出展車両が続々と登場しました。
上の緑のクルマは「1938年ダットサン・フェートン」
日本で初めてベルトコンベアを採用した近代的な自動車工場である、
日産自動車旧横浜工場で生産されたダットサン。
「午前9時」出展車が整列後、一般公開が始まりました!とても寒い午前中ですが、公開と同時に
多くの方が興味深そうに写真を撮ったり、普段あまり目にすることの無いクラシックカーに見入っていました。
(写真左)1926年ブガッティT35C(元三井高公所有車) ブガッティの象徴とも称されるT35シリーズは、
市販車ながらスポーツカーレースやグランプリレースでも活躍した歴史的名作。
(写真中)1924年カーチス号 東京・湯島の自動車整備工場“アート商会”で丁稚奉公をしていた
18歳の本田宗一郎氏が、助手として製作に関与したスペシャルレーサー。
(写真右)1953年ポルシェ356カブリオレ(元高倉健氏所有車) ’49年にデビューしたポルシェ356は、
開祖フェルディナント・ポルシェ博士が長らく温めていた小型スポーツカーの夢の結晶。

「1924年ランチア・ラムダ」で登場された小林彰太郎氏。
1922年に誕生、モノコックボディや前輪独立懸架の採用で、
時代に先んじた傑作と称されたランチア・ラムダ。
「午前11:30」両脇がカフェスペースとなる「江戸桜通り三井本館前」の特設花道。
こちらで走行デモンストレーションとコンクールが行われました。
「実際に動いているクラシックカー」その迫力と音、そして匂い、五感を刺激する光景でした。
とにかく人、人、人!クルマを撮影するのも難しい状態に(汗
聞くところによると、この「江戸桜通り三井本館前」、日本で初めて「カーミーティング」が
行われた聖地との話も・・・。当時も、今日並んでいるような車がここに集まり、
「あ~でもない、こ~でもない」とクルマ談義していたんだな~と思うと
「今も昔も車の楽しみ方って変わらないんだな~」と思いました♪

「午後12時45分」日本橋上に移動、沿道には多くの方がクラシックカーの到着を待ちます。
お花見のお客さんも含め、こちらもすごい人だかり!クルマと一緒に写真を撮る姿が目立ちました♪

(写真左)「ダットサンは特別な思い出のあるクルマなの」と、わざわざ横浜からおこしいただいたご婦人。
(写真右)親子にインタビューするTVの取材クルー。子供にはクラシックカーどんな風に見えているんでしょうか?
(写真左)白洲次郎氏が、当時実際に愛用していたクルマ「1924年ベントレー3リッター」に
乗るのは今回のイベントをプロデュースされた木村氏。
(写真右)モータージャーナリストの九島辰也さんもいらしゃってました!ピーポ君とのツーショット?

今回出展されたクルマは全て「日本国内でオーナーに愛されて、ずっと日本を走ってきたクルマ」。
日本橋架橋99年を祝うに相応しい、まさに日本のクルマ文化を象徴する
厳選された20台とのことでした。
環境問題、ハイブリッドカー、電気自動車・・・
クルマ社会と言われた現代は、今大きくその姿を変えようとしているように感じます。
ただ、いくら形が変わっても、移動する喜び、乗り物を愛でるといったクルマの持つ楽しさ・・・
その本質は普遍であること。そんなことを改めて感じました。
先人達が作り上げてきた偉大なクルマ文化。
自分たち「スーパーカー世代」が「次の世代」につないでいかないと。
そして「ずっと所有することで得られる豊かさ。そしてそれにより生まれる価値。」
そんなことの大切さも。
■賞典
○ベストエレガンス賞 ○ベストヒストリー賞 ○ベストファッショナブル賞
○ベストエキゾーストノート賞 ○ベストオリジナル賞(CCCJ賞)
○ダイナースクラブ賞 ○ベストマッチオブ日本橋賞(UCC上島珈琲賞)(一般投票による最も人気のある車)
賞の発表はこちらで掲載予定

今回ホイーラーズ・デザインで、「ダイナースクラブ プレゼンツ ジャパン・クラシック・オートモービル」
公式ポスター、リーフレット、ステッカーをデザイン、制作させていただきました。
メインビジュアルは「日出ずる国」を表現したく、早朝の撮影をさせていただきました。
制作にあたりご協力いただきました皆々さま、大変感謝しております。改めましてお礼申し上げます。
「ステッカー」はプロデューサーの木村氏のアイデアで
「日の丸の赤」と、「エコの緑」で制作させていただきました。
Design by
WHEELERS DESIGN往年の名車が集合
「
ダイナースクラブ プレゼンツ ジャパン・クラシック・オートモービル」(終了)
開 催 日: 平成22年4月4日(日)
開催時間: 午前9時~午後1時45分(雨天決行)
会 場: 日本橋上、江戸桜通り(日本銀行前及び三井本館前)
総合プロデュース:木村英智(株式会社エイチアイディー・インターアクティカ)
主 催: 「ジャパン・クラシック・オートモービル」実行委員会、名橋「日本橋」保存会
協 賛: ダイナースクラブ(シティカードジャパン)
アワーグラス銀座店 東邦時計(リシャール・ミル) PEG-UNDERWEAR.COM マセラティ UCC上島珈琲
後 援: 三井不動産
監 修: 日本クラシックカークラブ
協 力: マンダリンオリエンタル東京 ファウスト・アドベンチャラーズ・ギルド
OLF(On Line Ferrarista)
企画・運営:エイチアイディー・インターアクティカ
OLFの皆様、ありがとうございました!
- 関連記事
-
スポンサーサイト
テーマ:イベント - ジャンル:車・バイク
- 2010/04/05(月) 02:44:36|
- クラシック・ヴィンテージ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0